ローズ氏、永久追放処分解除されず MLBはギャンブル癖危惧

[ 2015年12月15日 06:49 ]

 米大リーグ機構(MLB)は14日、野球賭博への関与で永久追放処分を受けているピート・ローズ氏(74)の処分解除要請を却下すると発表した。

 ロブ・マンフレッド・コミッショナーは声明を出し「再出発はギャンブルの拒否から始めなければならないのに、合法とはいえ、彼は今でも野球を含めたプロスポーツや競馬で賭け事をやっている。大リーグの高潔さを守るためには容認できないリスクがある」とし、ローズ氏のギャンブル癖が解除拒否の理由と説明した。

 メジャー歴代1位の通算4256安打を記録しながら、1989年に処分を受けたローズ氏は今年2月に処分解除を要請。9月には釈明の機会の求めに応じて、マンフレッド氏が直接本人と会って話し合いを行った。

 しかし、その中でローズ氏はレッズ監督時代だった87年の違法行為については認めたが、処分当時は証拠として認められなかった85、86年の選手兼任時代の賭け行為については「思い出せない」と説明し、MLB側の不信感を拭い去ることができなかった。(共同)

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2015年12月15日のニュース