韓国野球委員会 呉昇桓処分はまだ「簡単には決めにくい問題」

[ 2015年12月11日 09:17 ]

前阪神の呉昇桓

 暴力団関係者が運営するマカオのカジノで賭博に興じ、ソウル中央地検に召喚、事情聴取を受けた前阪神の呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)について、韓国野球委員会(KBO)のヤン・ヘヨン事務総長は10日、「呉昇桓に対する懲戒処分はまだ考えていない。現在KBO所属ではないためだ」と話した。韓国の日刊スポーツ(電子版)が伝えた。

 ヤン総長は「警鐘を鳴らすという趣旨で永久失格などの処分を出すことはできるが、簡単には決めにくい問題」とした。

 日本野球機構(NPB)幹部が9日に、韓国で有罪ならば「阪神がプロ野球選手としてふさわしいかどうか判断する。現実的には考えづらい」との見解を示している。呉昇桓に処分は在宅起訴が濃厚で、阪神をはじめ日本球界復帰は極めて難しい状況と言える。

 呉昇桓の法律代理人は10日、電子メディア・スターニュースの取材に「捜査が進行中で判決は予測できない。今は待つ必要がある」と話した。

 韓国メディアは移籍を望む大リーグのウインターミーティング会場(米ナッシュビル)に姿を見せ、関心を引いた李大浩(イ・デホ)(前ソフトバンク)を大きく取り上げ、呉昇桓と明暗を描いていた。

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2015年12月11日のニュース