巨人 キューバ選手獲り!22歳外野手ガルシア有力…地元紙報じる

[ 2015年12月10日 08:40 ]

巨人がリストアップしている元ヤンキースのギャレット・ジョーンズ

 巨人が今オフ、キューバ選手の獲得を目指していることが9日、分かった。キューバの地方都市シエゴデアビラの地元紙「インバソール」が8日(日本時間9日)付で「ホセ・ガルシアが巨人に入団するだろう」と報じた。同紙によると、キューバ野球連盟会長で元同国代表監督のイヒニオ・ベレス氏が発表したという。

 ガルシアは22歳の外野手で、14~15年シーズンはチーム最多の110安打、12本塁打をマーク。今年はキューバ代表に初選出され、7月のパンアメリカン大会ではプエルトリコとの3位決定戦で本塁打を放つなど銅メダルに貢献し、走攻守そろった選手と伝えられている。別の地元紙はギジェルモ・アビレス外野手(22)リバン・モイネロ投手(20)も候補に挙げているが、ガルシアが最有力とみられる。

 キューバ選手に関しては通常の外国人選手とは獲得手続きが異なる。日本球団は獲得を希望する選手のタイプやポジションをキューバ政府に伝え、提示された移籍可能選手リストから選ぶか、同国内でのトライアウトを視察し、具体的な契約交渉に入る。巨人も現段階では交渉のテーブルには着いておらず、今後、交渉を進めるもようだ。

 巨人はキューバ政府が一昨年9月に自国選手の海外移籍容認後、日本野球機構(NPB)では第1号選手として昨年4月にセペダと契約。同年7月にはメンドーサが入団した。ガルシアはまだ22歳と若く、獲得した場合も当面は2軍で経験を積ませる可能性が高い。

 前ロッテのクルーズの獲得へ乗り出している巨人は、このほか主軸候補として前ヤンキースでメジャー通算122本塁打のギャレット・ジョーンズ外野手(34)もリストアップ。高橋新監督で迎える来季、4年ぶりのV逸から常勝軍団の再建へ、着々と布陣を整えていく。

続きを表示

2015年12月10日のニュース