通算143勝左腕リー、復帰へ厳しい声「マイナー契約が良いところ」

[ 2015年12月4日 13:25 ]

クリフ・リー投手 (AP)

 NBCスポーツなど米国の複数メディアは3日、メジャー13年間で通算143勝を挙げたクリフ・リー投手(37)の近況を伝えた。

 左肘の腱を損傷したために今季を全休したリーは、オフにフィリーズから来季の契約オプションを破棄され、現在はフリーエージェント。CBSスポーツのジョン・ヘイマン記者によると、2008年のサイヤング賞左腕はすでに投球練習を再開し、肘の状態も問題ないとのこと。順調に事が運べば、来季に実戦復帰できる可能性があるという。

 ただ、来年には年齢が38歳となり、さらに故障した箇所が肘であることから、復帰への道は厳しいものになるという声がもっぱら。メジャーの春季キャンプに招待されるマイナー契約が良いところではないかと言われている。

 2000年にエクスポズ(現ナショナルズ)からドラフト4巡目(全体105位)で指名されたリーは、02年にインディアンスでメジャーデビュー。以後、球界屈指の技巧派左腕として勝ち星を重ね、08年には22勝3敗、防御率2・54で最多勝利と最優秀防御率の2冠に輝いた。オールスター戦には4回選出されている。

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