昌しみじみ「もう投げなくていいのかな」谷繁「やり残しない」

[ 2015年11月26日 05:30 ]

セ・リーグの連盟特別表彰(前列左から)ヤクルト・真中監督、館山、小笠原、和田(後列左から)谷繁監督兼選手、山本昌、山崎、山田、高木勇

NPBアワーズ

 中日の誇る「レジェンド・カルテット」がそろって最後の晴れ舞台に立った。今季で現役を引退した山本昌、谷繁、和田、小笠原がいずれもセ・リーグ連盟特別表彰の功労賞を受賞。同チームの名球会員4人が、同時に引退して表彰される異例の花道だった。

 「もう投げなくていいのかなと不思議な感じ。ドラフト5位で入って5年目まで0勝。よくぞここまで来たなと思う」

 山本昌が壇上でしみじみと振り返った。10月7日の広島戦(マツダ)では、日本球界初の50歳出場を達成。球界のみならず「中年の星」として働く男たちに元気を与え続けた。今季、3018試合出場のプロ野球新記録を樹立し、コミッショナー特別賞も受賞した谷繁は「やり残しのない野球人生だった」とすっきりした表情だった。谷繁、小笠原は中日の1、2軍の監督、山本昌、和田は野球評論家に転身し、新たな道を歩む。(山添 晴治)

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2015年11月26日のニュース