「ミスター社会人野球」Honda西郷引退「悔しさある」

[ 2015年11月26日 05:30 ]

25年間の社会人野球生活を終え、引退会見に臨むHonda西郷

 96年アトランタ五輪で日本の銀メダルに貢献し、都市対抗通算最多タイの14本塁打を誇る「ミスター社会人野球」ことHondaの西郷泰之内野手(43)が25日、埼玉県狭山市内の同社で会見を行い、現役引退を表明した。

 18日に来季の構想外を伝えられた25年目のベテランは「寂しさ、悔しさがある。本当に野球が好きで、できることならずっと野球をやっていたかった」と未練をのぞかせながら「25年間やってこられたのは都市対抗の魅力に取りつかれたから」と、思い出の本塁打に12年に放った都市対抗通算14本目を挙げた。

 91年に入社した三菱自動車川崎(後の三菱ふそう川崎)で18年、同社の休部に伴い、移籍したHondaで7年プレー。今後は社業に専念するが、都市対抗6度優勝(2社と補強選手を含め)の経験がある西郷は「社会人野球にお世話になって育てられたので、恩返ししたい気持ちがある」と将来的に指導者としての現場復帰を望んだ。

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2015年11月26日のニュース