マエケン メジャー挑戦直訴「年々思いは強くなっている」

[ 2015年11月24日 14:38 ]

広島の前田健

 広島の前田健太投手(27)が24日、広島市のマツダスタジアムで鈴木清明球団本部長と会談を行い、ポスティング・システムによる今オフの米大リーグ移籍希望を申し入れた。「自分の気持ちを伝えました。大リーグに挑戦したい思いを伝えた」と話した。

 約1時間の会談を終えて「プレミア(12)が終わってからということだったので、すぐに時間をつくってもらって感謝しています。今日で全部決まったわけではないので、これからも(球団とは)話をすると思います」と語った前田健。13年契約更改交渉時に将来的なメジャー挑戦願望を表明したが、昨オフの交渉では球団からメジャー移籍を容認しない方針が伝えられ、前田健自身も了承した。しかし夢舞台への思いは変わらなかったようで、「年々思いは強くなっている。いろんなところでメジャーの話を聞かれたり、挑戦するのかと問われたり、年齢も1つずつとっていくので、できれば若い時にという思いや、カープで優勝をといういろんな思いがある中で、行きたいという思いは前よりも強くなった。後悔しないように伝えなければとずっと思っていました」と熱い思いを口にした。

 11日の「プレミア12」予選ラウンド・メキシコ戦で登板した際にはカブス、ダイヤモンドバックス、ヤンキースなど、大リーグ15球団のスカウトがバックネット裏に押し寄せたが、「今だったら手を挙げてくれるところがあるのかも」と右腕。メジャー挑戦を希望する理由として「WBCとか国際大会を経験してレベルの高さや自分の未熟さを痛感した。そういうところに自分の身を置いてみたいと思った。いろんな日本の選手がアメリカに行って、思うような成績を残せていない。だからこそ挑戦したいと思うようになった」と説明し、「自分の思いだけではどうにもならない。しっかり話し合って進められたらいい」とした。

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