中村勝広氏お別れの会 思い出の甲子園から天国へ ファン1000人

[ 2015年11月19日 11:55 ]

 元プロ野球阪神監督で、ゼネラルマネジャー在職中の9月に66歳で急死した中村勝広氏のお別れの会が19日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開かれた。

 中村氏は千葉・成東高から早稲田大を経て1972年、阪神に入団した。選手、監督として甲子園球場には思い出が詰まっている。大型スクリーンで足跡をたどった映像が流され、約600人の関係者が参列した。一般のファン約1000人も観客席から別れを惜しんだ。

 球団OBで元監督の吉田義男氏が弔辞で「今ほど人生のはかなさを思い知らされたことはありません」と悼んだ。元同僚の掛布雅之2軍監督は「僕らも足を止めるわけにはいかない。いい結果を残すことが望まれている」、江夏豊氏は「まさかオレより勝(広)が先に逝くとは。残念でならない」と故人をしのんだ。

 中村氏は巨人戦(東京ドーム)でチームに同行していた9月23日、東京都内のホテルで脳出血のため亡くなった。

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2015年11月19日のニュース