巨人賭博問題謝罪 オリックス・宮内オーナー「情けない」

[ 2015年11月19日 07:30 ]

神妙な表情の巨人・白石オーナー(右)。左は阪神・坂井オーナー

 オーナー会議が18日、東京都内で行われ、野球賭博に関与した3選手が無期失格処分となった巨人・白石興二郎オーナー(69)が陳謝した。

 熊崎勝彦コミッショナーと調査委員会の委員長を務めた大鶴基成弁護士による事情説明の後、各オーナーに発言の機会が設けられると、白石オーナーが挙手。来年の議長でもある同オーナーは「ご迷惑をお掛けしたことについて、心よりおわび申し上げます」と頭を下げた。また「紀律委員会」の設立など球団の再発防止策も会議で説明。「選手にもきちんとした倫理、モラルの確立をはかるべく指導監督を徹底させるつもりでやります」と宣言した。

 会議中、巨人へ他球団からの発言や質問などは出なかったという。オリックスの宮内義彦オーナーは会議後に「情けない。なんでそんなことをするのか」と話し、熊崎コミッショナーは「再発防止に全力を挙げてほしい」と訴えた。

 巨人は10月5日に福田聡志投手の野球賭博への関与を発表。その後、調査委により笠原将生、松本竜也両投手の関与も明らかとなり、3人は11月10日に無期失格処分となった。3選手以外の賭けトランプなどが発覚しており、白石オーナーは「ファンの期待や信頼を裏切ることがあってはならないので、一般の人たち以上に責任が重い。指導、監督が甘かったという一語に尽きる」と話した。

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2015年11月19日のニュース