おかわり 韓国戦出場は当日の様子次第 ナイター練習には志願参加

[ 2015年11月19日 05:30 ]

ウオーミングアップする中村剛

プレミア12準決勝 日本―韓国

(11月19日 東京D)
 練習後、ミックスゾーンで報道陣に呼び止められた侍ジャパンの中村剛は「本当にすみません」と言い、足を止めることなく球場を後にした。右太腿の違和感を訴え、16日のプエルトリコ戦(桃園)は欠場。小久保監督からは治療に専念するため休養も提案されたが、志願して練習に参加。ランニングで患部の様子を見ると、フリー打撃では32スイングで2本を左中間席に運んだ。

 並々ならぬ決意がある。帰国前の台湾・桃園空港では「良くはなっています。出たら頑張ります」と短い言葉で答えた。欠場したプエルトリコ戦も、テーピングを強く施し出場を志願していた。ここまで19打数3安打、打率・158で本塁打はなし。6度の本塁打王に輝いた打撃とは程遠く、日本の4番がこのまま終わるわけにはいかない。

 相手先発のイ・デウンは今季1本塁打を含む9打数3安打、打率・333と相性もいい。練習後、稲葉打撃コーチには「大丈夫そうです」と話した。試合出場は当日の様子を見ての判断となるが、たとえベンチスタートとなっても右の代打は大きな武器になる。小久保監督は「練習では振れているように見えた。あす本人と話して決めます」と話した。 (神田 佑)

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2015年11月19日のニュース