斎藤隆氏 パドレスでGM修業 指導者にも興味「応用利く」

[ 2015年11月19日 05:30 ]

少年たちを指導する斎藤氏

 ドジャースや楽天などでプレーし、今季限りで現役引退した斎藤隆氏(45)が18日、パドレスのフロントに入ることを発表した。吉本興業の契約社員として、1年間留学する。野球人としての見識を広げるため、前例のない形で第2の野球人生を踏み出す。

 神宮室内で行われたパ軍の野球教室に参加し「パドレスでコーチではなく、フロントオフィス、球団の中で勉強させていただきます」。今月末に渡米し、12月7~10日(日本時間8~11日)にテネシー州ナッシュビルで開催されるウインターミーティングにも参加する。「彼から“将来的には日本の球団幹部になりたい。勉強して持ち帰りたい”と話を聞いた。我々にも彼にも、素晴らしい試みだと思う」とローガン・ホワイトGM付シニアアドバイザー。スカウティング、育成、MLB独自のルールや代理人との折衝など、幅広く業務に当たるという。

 斎藤氏は将来的に指導者の道へ進む可能性も否定はしなかったが、「どの組織や役割でも必要とされる人間となるよう、応用が利くと思う」と決断の理由を説明した。マウンドからではのぞけなかった大リーグの隅まで目を凝らし、今後のキャリアへつなげる。

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