早大・大竹 163球熱投実らず…六大学初の4冠逃した

[ 2015年11月19日 05:30 ]

<早大・亜大>延長14回2死一、二塁、北村の時に降板する早大・大竹(左)。右は早大・高橋監督

明治神宮野球大会・大学の部決勝 早大1―2亜大

(11月18日 神宮)
 早大の大竹は声を絞り出した。「詰めの甘さがあった。あそこで点を取られたのが自分の実力」。

 1―0の7回1死二、三塁。相手のスクイズに対してカーブで空振りを奪ったが、本盗で同点にされて延長戦に持ち込まれた。1―1の14回には2死一塁の場面で降板し、2番手・吉野の暴投で決勝点を奪われた。13回2/3を投げ、6安打無四球2失点。自己最多の163球の熱投も実らなかった。東京六大学リーグでは初となる、春秋リーグ戦、全日本大学野球選手権と合わせた4冠はならず「来年、再来年は絶対に達成したい」と2年生左腕は前を向いた。

 就任1年目の高橋広監督は「あと1本、あと1点、あと1勝…。4冠は簡単にはいかない。敗戦は悔しいが、よく頑張った」と選手たちを称えた。 (川島 毅洋)

続きを表示

この記事のフォト

2015年11月19日のニュース