毎回、中田じゃあ…侍Ｊ小久保監督「きょうは筒香のバッティング」

＜米国・日本＞中田（左）と勝利を喜ぶ小久保監督

プレミア１２予選ラウンドＢ組 日本１０―２米国

（11月14日 台湾・桃園）
　４戦全勝で１試合を残して予選ラウンドＢ組１位通過を決めた侍ジャパンの小久保裕紀監督（４４）は試合後、安どの表情を浮かべた。

　「点差は最後は楽な展開でしたが、きょうは筒香がね、緊迫した中で１点を取ってくれて、その後に同点になってくれてあれで楽になった。きょうは中田の勝ち越しの本塁打もあったんですけど、筒香のバッティングだと思います」と４回の反撃の適時打と６回に中田の勝ち越し３ランにつないだ同点打を称えた。

　いずれも米国にリードを許した場面での価値ある適時打。７回にも松田（ソフトバンク）の満塁本塁打が飛び出したが、「松田はね（笑い）、祭りのおまけみたいなもんなんで…。その前に（先発の）菅野が粘ってその後、則本がピシッと締めてくれて投手陣はいいリレーができた。いい勝ち方だった」と指揮官。

　１５日のベネズエラ戦を挟んで１６日には準々決勝が待ち受ける。「必ず勝って日本に帰りたいと思う。最後まで緩めないで頑張りたいと思います」と日本開催となる準決勝以降を見据え、一戦必勝を誓った。