東邦・藤嶋 自ら2発&2失点完投 中日絶賛「圧倒的な力がある」

[ 2015年11月14日 05:30 ]

<秀岳館・東邦>8回無死一塁、東邦・藤嶋(左)は左翼へ決勝2ランを放ち次打者・松山とタッチ

明治神宮野球大会第1日・高校の部1回戦 東邦4―2秀岳館

(11月13日 神宮)
 東邦の4番主将でエース・藤嶋の独壇場だった。投げては自己最速タイの146キロをマークし、9安打2失点で無四球完投。打っては6回に先制2ラン、8回に勝ち越し2ランをいずれも左翼席に叩き込んだ。

 1試合2発は史上14人目の大会タイ記録。「1本目は(直球を)1、2、3のタイミングで打ちました。2本目は変化球(カーブ)が来るなと思っていた」。高校通算36、37号はいずれも配球を読み切った一発だった。

 ネット裏の評価もうなぎ上りだ。中日の中田宗男スカウト部長は「圧倒的な力がある。半端じゃない飛距離だし、勝負強い」とその打力に舌を巻いた。昨夏に1年生ながら闘志を前面に出した速球を武器に甲子園で好投し「バンビ2世」の異名を取った藤嶋。投打で大活躍し「神宮で東邦の名を全国にとどろかせたい」と声を弾ませた。

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