ラミレス監督「ジャイアンツ見てろよ」巨人戦70%内角攻めを宣言

[ 2015年11月14日 11:05 ]

奄美大島の青空を背に来季の目標「80勝」を掲げるラミレス監督

 ソフトバンクが球団初の2年連続日本一を達成して迎えたオフ、プロ野球では5球団で新監督が誕生した。すでに新体制で秋季キャンプに臨んでいる指揮官が、何を考えてチームづくりを目指しているのかを聞いた。第1回はDeNAのアレックス・ラミレス新監督(41)。秋季キャンプ中の鹿児島・奄美大島で、今季不動の3番だった梶谷隆幸外野手(27)を2番で起用する攻撃的オーダーのプランなどを明かした。 (聞き手・平尾 類)

 ――古巣の巨人でも高橋監督が就任し、新監督対決が注目される。

 「特別な試合になる。監督になって巨人と戦う。一つの夢がかなった。監督として巨人に勝ちたい。同じ年に就任した高橋監督にも頑張ってほしい。巨人に行く前から賢い選手だなと思っていたが、実際その通りだった。とても静かな人物で口数は少ないが、凄く物事を考えていた。いいチームをつくってくると思う」

 ――投手には厳しい内角攻めを求めている。巨人戦でも徹底させるか。

 「もちろん。内角に投げきることは簡単ではない。でも、打者は内角にくると分かっていても打ちにくいんだ。打者に威嚇されるようでは駄目。こちらから打者を威嚇するような投球ができれば。書いていただいて結構です。“ジャイアンツ見てろよ。70%内角攻めだ。準備しろ!”ってね。今から相手にジャブを入れないと」

 ――最後にDeNAファンにメッセージを。

 「WE PLAY TO WIN。勝つためにやっている。自分の仕事をして、優勝し続けることを望んでいる。応援、よろしくお願いします」

 ☆巨人時代のラミレス監督&高橋監督 08~11年の4年間をチームメートとして過ごし、08年5月に腰痛で離脱した高橋に代わりラミレスが4番を務めた。この年は45本塁打、125打点でセ・リーグMVPを獲得。09年は全試合で4番に座り、首位打者と最多安打、2年連続MVPなど、同年腰痛のリハビリで出場わずか1試合に終わった「高橋不在」の穴を埋めた。2人がアベック本塁打を放った試合は7勝1敗、勝率・875の好成績で、11年には2度の連続弾があった。

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