DeNA、マイナー200発三塁手獲り 退団バルディリスの後釜に

[ 2015年11月13日 06:32 ]

退団が発表されたバルディリス

 DeNAが、新外国人候補として、ダイヤモンドバックス傘下3Aリノのジェイミー・ロマック外野手(30)の獲得に乗り出していることが12日、分かった。

 この日、アーロム・バルディリス内野手(32)と来季の契約を結ばないことを発表。横浜市内の球団事務所で報道陣に対応した池田純球団社長は、新外国人選手について「高田繁GMからある程度は聞いていますよ。本塁打が打てる人で、今までと(タイプが)違うと聞いている」と、補強に動いていることを認めた。

 カナダ出身のロマックはメジャー出場は通算27試合しかないが、今季は3Aのパシフィックコースト・リーグでトップの27本塁打をマーク。マイナーでは通算200本塁打を記録している右の長距離砲だ。本職は外野手だが、一塁、三塁もこなせることから、バルディリスに代わる正三塁手としてリストアップした。

 DeNAは今季、前半戦を首位で折り返しながら、後半戦に失速して最下位。侍ジャパンでも主軸を打つ筒香とともに打線の中核を担う長距離砲の補強が今オフの懸案事項だった。今季はロペスがチームトップの25本塁打をマークしたが、在籍2年目のバルディリスは打率・258、13本塁打、56打点と物足りない数字だった。ロマックは池田球団社長の挙げる条件にも合致する。ラミレス新監督でコミュニケーションに支障はなく、異国の新天地で活躍できる環境も整っている。

 ◆ジェイミー・ロマック 1985年9月30日、カナダ出身の30歳。03年ドラフト4巡目でブレーブスに指名され、大リーグデビューはドジャースに所属した14年。ダイヤモンドバックスに所属した今季は12試合で、打率・333、0本塁打、1打点。メジャー通算27試合、打率・167、0本塁打、4打点。マイナー通算1257試合、打率・255、200本塁打、749打点。

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