日本ハム　マー君同僚１５５キロ右腕マーティン獲得

日本ハムが獲得したマーティン（ＡＰ）

　日本ハムは４日、来季の新外国人としてヤンキースからＦＡになっていたクリス・マーティン投手（２９）を獲得したと発表。年俸８０００万円プラス出来高払いで１年契約となる。

　右腕のマーティンは２メートル３、９８キロの巨漢から投げ下ろす最速１５５キロの直球が武器。今季は田中と同僚で中継ぎとして２４試合に登板し、０勝２敗１セーブ、防御率５・６６。メジャー通算４０試合で先発の経験はないが、栗山監督は「奪三振率の高い本格派でありながら、四球も少ない。先発としての適性もあると思っている」と期待を寄せた。

　０４年にタイガース、０５年にロッキーズからドラフト指名されながら、いずれも入団を拒否。その後、右肩を痛めてプロになることを一時断念したが、故障が癒えると１１年に独立リーグを経てレッドソックスに入団。そんな異色の経歴を持つマーティンは、球団を通じて「リーグ制覇、そして日本一奪還に少しでも貢献できるように自分の持っている力を出し切る覚悟です」とコメントした。