通訳係がヒーロー！ロ軍コローン　ＰＳ初打席でＶ打

＜メッツ・ロイヤルズ＞１２回１死三塁、左中間へ決勝打を放つコローン（ＡＰ）

ワールドシリーズ第５戦 ロイヤルズ７―２メッツ

（11月1日 ニューヨーク）
　殊勲者は伏兵中の伏兵だ。１２回に先頭ペレスが出塁し、代走ダイソンが二盗。次打者の一ゴロで三進して、迎えた１死三塁で代打に起用されたのはロイヤルズ・コローンだった。

　今ポストシーズン１６試合目での初打席は、左中間への決勝打。ポストシーズンではもっぱら、英語が苦手な先発右腕ベンチュラの通訳係だった２６歳は「準備はできていた。裏でずっとバットを振っていた」。昨年は指の骨折で最終第７戦直前に登録メンバーを外れたが、悔しさを晴らした。