広島ドラ2横山“即戦力投”6回0封 1年目から先発の期待大

[ 2015年11月1日 05:30 ]

<NTT東日本・和歌山箕島球友会>6回を2安打無失点と好投したNTT東日本・横山

スポニチ後援第41回社会人野球日本選手権第2日・1回戦 NTT東日本10―5和歌山箕島球友会

(10月31日 京セラドーム)
 1回戦3試合が行われた。NTT東日本は和歌山箕島球友会に10―5で勝利。広島からドラフト2位指名を受けた横山弘樹投手(23)が6回を2安打無失点と好投した。創部4年目で初出場の永和商事ウイングはTDKに逆転勝ち。前年覇者のトヨタ自動車は三菱重工広島に惜敗し、初戦で姿を消した。

 7点をリードし、NTT東日本の横山は6回を投げ終えて交代した。次戦以降を見据えたベンチの判断だったが、リリーフ陣が7、8回に5点を返されて大慌て。8回の3点追加で突き放しての初戦突破に、飯塚智広監督は「バタバタしてくれたおかげで、ミーティングで怒る材料ができました」と苦笑いした。

 相手打線に力を見せつけられたことで、指揮官が「これくらいやってもらわなければ困る」と評するエースの存在感が際立った。広島からドラフト2位指名を受けた後の初マウンドで、6回を2安打6奪三振で無失点。持てる力を披露した。

 「自分の今できることをやるだけでした。常に先手を取って、要所を抑えられたと思います」

 140キロ台中盤の力のある速球を軸にカットボール、フォークを交える投球スタイル。打線の大量援護をバックに、テンポ良く凡打の山を積み重ねた。26日の指名あいさつでは、広島スカウト陣に1年目からの先発陣入りを期待する言葉をかけられた。「即戦力」を印象付けた86球だった。

 ▼和歌山箕島球友会・西川忠宏監督(0―7から5点を返した反撃に)エースが降りて、なめられてたまるか、という気持ちだったんでしょう。

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