慶大ＯＢ志村亮氏が早慶戦始球式「懐かしい」５試合連続完封男

東京六大学秋季リーグ戦 早大―慶大

（10月31日 神宮）
　優勝がかかった大一番を前に、始球式が行われ慶大ＯＢの志村亮氏（４９）が登板した。４年生時に着用した背番号１８のユニホーム姿で登板。左腕から、現役時代をほうふつとさせるキレのある直球で低めにストライクを決め、場内からは拍手が沸き起こった。

　「マウンドからの景色は懐かしい感じがした。優勝もかかっているし、ピリッとしようと思ってユニホームで投げた。独特の雰囲気でした」と振り返った。

　桐蔭学園から慶大に進んだ志村氏は４年時の１９８８年にリーグ記録となる５試合連続完封、５３イニング連続無失点をマーク。この記録は今も破られていない。ドラフト１位候補にも挙がったが不動産会社に一般就職。頂点を極めながら大学限りで野球を離れた姿勢が注目を集めた。