巨人・野間口が引退へ すでに原監督らに報告済み、今後は未定

[ 2015年10月31日 07:50 ]

巨人の野間口

 巨人の野間口貴彦投手(32)が現役を引退することが30日、分かった。すでに原前監督や親しい関係者らには報告を済ませている。今月4日、来季契約を結ばないことが球団から発表されていた。

 「ユニホームを脱ぐことを決めました。チーム関係者の皆さんや、応援してくださったファンの方々、支えてくれた家族には感謝の気持ちしかないです」

 社会人のシダックスから04年の自由獲得枠で入団。最も印象に残るのは、雨天コールドゲームでつかんだプロ初勝利だという。05年5月1日の広島戦(広島市民)。試合開始は31分遅れ、初回には中断もあった。それでも5回を4失点でしのぐと、そこで試合終了。ドラフト制以降では球団初の“完投勝利”で初登板初勝利を成し遂げた。

 同年と07年の4勝がシーズン最多勝利で、10年にサイドスローに転向。13年には右肘じん帯の再建手術を受け、育成選手になった。今春に再び支配下登録されたが、1軍登板はなかった。11年間で通算111試合登板、13勝12敗、防御率4・57。今後は未定ながら「巨人での経験を、今後に生かしていきたい」と、すがすがしい表情で語った。

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2015年10月31日のニュース