平沼歩む大谷の道 センバツV腕、野手で指名も二刀流プラン

[ 2015年10月28日 10:20 ]

日本ハム4位指名の平沼(右)は熊崎スカウトと握手

 日本ハムは27日、ドラフト4位で指名した敦賀気比の平沼翔太内野手(18)に、大渕隆アマスカウトディレクターらが福井県敦賀市の同校で指名あいさつを行った。今春のセンバツ優勝投手ながら、打撃力を評価して野手として指名した逸材について、栗山監督が投打二刀流の適性を見極めたい意向を持っていることが分かった。

 栗山監督は映像を通して投球を見てきており「投手としての可能性も消したくない。両方(の適性を)見ていきたい」と話しているという。平沼も「内野手として指名していただいたので、遊撃手のレギュラーになりたい。でも、投手をやりたいという思いもある」とマウンドでも躍動する将来の自分を思い描いた。

 「いいお手本がいる球団に入らせてもらった」と話したように、二刀流の道を切り開いてきた大谷の存在はメリットとなる。平沼は3度出場した甲子園で最速144キロを誇る投手として通算10勝を挙げた一方で、打撃でも通算打率・490、1本塁打、8打点と左の好打者ぶりを発揮。「見習うところばかりだけど、いいプロ野球選手になりたい」と力を込めた。(東尾 洋樹)

続きを表示

2015年10月28日のニュース