小笠原、谷繁監督と“バッテリー”熱望「直球を受けてもらいたい」

[ 2015年10月28日 05:30 ]

当たりくじを手に、笑顔を見せる東海大相模・小笠原

 中日からドラフト1位で指名された東海大相模・小笠原慎之介投手(18)が27日、神奈川県相模原市の同校で中田スカウト部長らから指名あいさつを受け、谷繁監督との“バッテリー”を熱望した。指揮官の直筆サインが入った“当たりくじ”をもらい「ストレートを受けてもらいたい。配球もお聞きしたい」と目を輝かせた。

 高橋(県岐阜商、ソフトバンクが交渉権)の外れ1位だが、中田スカウト部長は「左(投手)では一番の評価」という。最大の武器は150キロ超の重い直球。ブルペンで球を受けていた後輩捕手の左手の人差し指が真っ赤に腫れ上がったという逸話を持つ。左肘の炎症で和歌山国体の登板を回避したが、すでにブルペンでの投球も再開しており、問題はない。

 「すぐに1軍で活躍したい」と目標は開幕1軍だ。チームは3年連続Bクラスに終わり、山本昌と朝倉が引退。川上も退団するなど、投手陣は大幅な若返りを図っており、チャンスはある。中田スカウト部長も「キャンプでは、監督がブルペンで受けることもあるかもしれない。そこの印象次第では…」と期待。さらにプロ野球最多3021試合出場の名捕手指揮官を認めさせるために、走り込みの宿題も出した。

 「気を引き締めて、また頑張ろうという気になった」と小笠原。今夏の甲子園V腕が、低迷するチームの救世主になる。(飯間 健)

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2015年10月28日のニュース