由伸新監督、背番は現役と同じ24!就任会見「伝統守りつつ自分らしさも」

[ 2015年10月26日 16:00 ]

就任会見を行う巨人・高橋由伸新監督

 巨人の高橋由伸新監督(40)の就任会見が26日、白石オーナー、久保社長同席の下、都内のホテルで行われた。背番号は現役時代と同じ24に決まった。

 濃紺のスーツで登壇した高橋新監督は「今季限りで選手を引退しまして、巨人軍の監督を務めさせて頂く高橋由伸です。よろしくお願いいたします。大変重いというか、すごく責任のある役割になりますが、今までの先輩たちがつくられた伝統を守りつつ、自分らしさも出しながら、不安もいっぱいありますが、覚悟をもってまい進していきたいと思います」と決意を語った。

 18年間の現役生活を振り返ってと聞かれ「読売巨人軍でプレーした18年間は、素晴らしい時間でした。ここ数年はケガもあったり、いつ引退してもいいという覚悟のもとでやってきました」と話した。

 就任要請を受けたときの心境については「最後の最後まで選手として現役をやれていたと思ってましたので、戸惑いがありました。ですが、現役選手の僕に球団は監督要請をしたので、球団の方も相当な覚悟があったと思いますし、僕自身も覚悟を持って決断しました」と答えた。

 また就任にあたり、長嶋終身名誉監督、原前監督だけでなく、ソフトバンクの王球団会長や松井秀喜氏にも連絡を入れたことを明かした。

 高橋新監督は23日に球団側に監督就任の打診を受諾する意向を伝えていた。12球団最年少の指揮官がリーグ優勝、日本一奪回に向かう。

 ◆高橋 由伸(たかはし・よしのぶ)1975年(昭50)4月3日、千葉県生まれの40歳。桐蔭学園で甲子園に2度出場。慶大では3年春に3冠王。通算23本塁打の六大学新記録をマークした。97年ドラフト1位で巨人入団。98年は新人王はならずもセ・リーグ特別表彰を受賞。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞7度。04年アテネ五輪に出場して銅メダルを獲得した。今季から打撃コーチ兼任。通算成績は1819試合で打率.291、321本塁打、986打点、29盗塁。1メートル80、87キロ、右投げ左打ち。

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