連勝の工藤監督「神宮へ足を…」地元ファン悲鳴、胴上げ見られない?

[ 2015年10月25日 22:49 ]

<ソ・ヤ>好投したバンデンハーク(左)をねぎらう工藤監督

SMBC日本シリーズ2015第2戦 ソフトバンク4―0ヤクルト

(10月25日 ヤフオクD)
 盤石の試合運びで2連勝。試合後、ソフトバンク・工藤公康監督(52)は柔らかい表情で勝利監督インタビューに臨んだ。

 「バンデンハークがいい投球をしてくれたんで、みんな安心して打つことができたんだと思います。(バンデンハークは)9回も投げさせてくれと言ったんですが、リリーフ陣が誰も投げてないんで。勘弁してくれと。バンデン、ごめんね。完封できたのに…」

 完封が懸かる9回、続投を志願する右腕に丁重に断りを入れた。前夜の初戦でも武田が完投。第3戦以降を見据え、あえて日本シリーズ初登板となった守護神サファテを投入し、完封リレーを完結させた。

 打っては4回に4番・李大浩が決勝打となる先制2ラン。肋骨骨折で離脱した“不動の4番”内川の不在を感じさせない活躍が光る。

 「いい形で点が取れてみんなノッていってくれた。本当にいいホームランでした。下位打線も調子いいし、みなさん期待してください」と工藤監督。27日の第3戦からは神宮球場に場所を移すが、指揮官は「全部勝つつもりで頑張ってきたい」とし、第6戦以降となる地元・福岡での胴上げを求める声にも「勝てる試合をしますんで神宮の方へ足を運んでください」と返した。地元のファンからは悲鳴が漏れたが、4連勝で決める。そんな決意表明にも聞こえた。

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2015年10月25日のニュース