阪神ドラ1高山不在でも!明大2季ぶりV王手 “代役”上西3点打

[ 2015年10月25日 05:30 ]

<明大・法大>初回2死満塁、左翼線に3点二塁打を放つ明大・上西

東京六大学野球第7週第1日 明大4―1法大

(10月24日 神宮)
 1回戦2試合が行われ、首位の明大が法大を4―1で下して先勝。25日の法大との2回戦で勝って勝ち点5とすれば、2季ぶり38度目の優勝が決まる。阪神からドラフト1位指名された高山俊外野手(4年)が右手有鉤(ゆうこう)骨骨折で欠場する中、代役の上西達也、小倉貴大両外野手(ともに4年)が勝利に貢献した。立大は東大に5―0で快勝した。

 無心で振り抜いた。初回2死満塁。今季初先発した6番・上西が左翼線へ走者一掃の先制二塁打を放った。2季ぶりの優勝に王手をかける一打に「使っていただいたのでしっかり振ろうとそれだけ考えていた」と安どの表情を浮かべた。

 主軸の高山を欠いても強い。善波達也監督が「法政の投手陣には上西が合うんじゃないかと思って」と前夜に急きょ上西をベンチ入りさせ、高山に代わって2番・中堅で先発した小倉も3安打と起用が的中した。投げては3年生右腕・柳がリーグトップの5勝目。指揮官は「よく期待に応えてくれた」とねぎらった。

 25日の大一番は日本ハムからドラフト1位指名された上原が先発予定。最速151キロを誇る左腕は「一番いい投球ができると思う。何とか優勝の瞬間まで持ちこたえたい」と誓った。 (松井 いつき)

 ▼明大・柳(8回0/3を6安打1失点で5勝目)簡単には勝たせてくれない。一つ一つやっていく。

 ▼法大・青木久典監督(明大が優勝に王手をかけ)目の前での胴上げは絶対に阻止しないといけない。

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2015年10月25日のニュース