DeNA“ラミちゃん監督”就任会見 球場でのパフォ封印宣言

[ 2015年10月22日 05:30 ]

就任会見のフォトセッションで「ラミちゃん絶好調」のパフォーマンスを見せるラミレス新監督

 DeNAのアレックス・ラミレス新監督(41)の就任会見が横浜市内のホテルで行われた。2年契約で背番号は「80」に決まった指揮官は、「アイーン」「ゲッツ」など現役時代に生み出したパフォーマンスに質問が及ぶと、勝負師の顔になり否定した。

 「球場の中では控えたい。監督になったら筒香さんや梶谷さんに引き継がないと。現役時代は“ラミちゃん”。これからは“ラミちゃん監督”と呼んでもらいたい」

 ファンに喜んでもらいたいと、来日した01年のヤクルト時代から始めたパフォーマンス。だが、DeNAは98年以来リーグ優勝から遠ざかり、10年連続Bクラスに低迷している。12、13年と選手で在籍しただけに、ファンが勝利に飢えていることを知る。この日の写真撮影は陸上男子短距離のウサイン・ボルト(ジャマイカ)の弓矢ポーズで締めくくったが、シーズンに入れば封印する。

 最後の“舞台”があるとすれば、きょうのドラフト会議か。予定する駒大・今永の1位指名が他球団と競合した場合はクジを引く。「自分の右腕には力がある。引き当てた選手とパフォーマンスができれば」と言った。

 高田繁GMから「今年のヤクルトのように最下位から優勝もあり得る。そのための監督を選んだ」と期待の言葉をかけられ、「横浜ファンが長年待ち続けた優勝を目指したい」と宣言。大きな野心を1年目から現実へと変える。(平尾 類)

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2015年10月22日のニュース