G倒の館山、日本S出場決定へ「あしたになるか、あさってになるか…」

[ 2015年10月16日 22:10 ]

<ヤ・巨>お立ち台でガッツポーズする館山(左)と今浪

セ・リーグCSファイナルステージ第3戦 ヤクルト2―0巨人

(10月16日 神宮)
 ヤクルト先発の館山が巨人打線を6回4安打無失点に抑え、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ突破の立役者となった。

 初回、2死を取ってから坂本、阿部に連打を浴びるなどいきなりピンチを招いたが、長野をセンターへの飛球に仕留めて脱すると、4回の1死三塁も無失点。6回の1死一塁は長野の打球が自らの足元に当たって方向が変わり、遊撃への併殺打になるなど運も味方につけて5投手による零封リレーの先陣を切った。

 館山は「シーズン同様に後ろにいい投手がいっぱいいるので全力で飛ばして、何とか先制点を取るまではと思って投げました」と振り返り、強打の巨人打線を6回4安打無失点に抑えたことについては「出来すぎですね」と笑顔。「こんなに巨人相手にいい投球ができるとは思っていなかったが、これもシーズンを戦って優勝できたっていうのがちょっと自信になってるのかなと思ってます」と付け加えた。

 ヤクルトはこれで日本シリーズ出場に王手。館山がお立ち台の最後に「あしたになるか、あさってになるか分かりませんけども、とにかく絶対決めたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします!」と微妙な言い回し?で高らかに宣言すると、苦笑いまじりのヤクルトファンから盛大な歓声が上がっていた。

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