阪神 来季残留濃厚ペレス、マートン退団なら左翼獲り!

[ 2015年10月16日 10:40 ]

帰国の途についたペレス

 阪神のネルソン・ペレス外野手(27)が伊丹空港からドミニカ共和国へ帰国。来季も残留が濃厚な助っ人は日本を旅立つ直前に、早くも2年目の抱負を語った。

 「今年はこれまでの野球人生で最高のシーズンだった。戻ってこられるかはわからないけど、帰ってきたら、しっかり体をつくってチームに貢献していきたいね」

 めざすは左翼のポジションだ。同じ外国人外野手のマートンが今季限りで退団する可能性が高い。ペレスは外国人枠の関係で1軍出場には高い制限があったが、マートンがいなくなれば一気に視界が開けてくる。

 6月にルートインBCリーグ・石川から「第6の助っ人」として入団した。ウエスタン・リーグでは48試合に出場して181打数57安打の打率・315。本塁打は途中加入ながらチームトップの14本を放ち、持ち前の長打力も存分に発揮した。守備でも主に左翼を守り、わずか1失策と合格点の出来だ。

 シーズン最終盤に呉昇桓が負傷したため、入れ替わりで9月28日に1軍初昇格。結果は3試合で9打数無安打と沈黙したが、球団からは高い潜在能力と伸びしろに期待されている。

 帰国後は11月のウインターリーグに「出られれば出たいと思う」と実戦調整にも意欲を示した。同じくドミニカ共和国出身で、大リーグ・レッドソックスでプレーするデービッド・オルティスとは自主トレを行う仲で、以前から「バッティング技術のことなど、プレーする上で大いにヒントをもらっている」と話していた。今オフも可能なら再び指導を仰ぎ、同じ左の長距離砲として飛躍の金言を授けてもらう計画だ。(久林 幸平)

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2015年10月16日のニュース