ブルージェイズ、22年ぶり突破!バティスタ興奮V3ラン

[ 2015年10月16日 05:30 ]

<ブルージェイズ・レンジャーズ>リーグ優勝決定シリーズ進出を決め、喜ぶブルージェイズの選手たち(AP)

ア・リーグ地区S第5戦 ブルージェイズ6―3レンジャーズ

(10月14日 トロント)
 ア・リーグは14日(日本時間15日)、いずれも2勝2敗で迎えた地区シリーズの最終第5戦を2試合行い、ブルージェイズは6―3でレンジャーズに逆転勝ちし、93年以来22年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。出場登録外の川崎宗則内野手(34)もベンチで声をからし、歓喜のシャンパンファイトに参加した。

 ブルージェイズの3番・バティスタは試合を決定付ける勝ち越し3ランを放つと、荒々しくバットを放り投げた。「本当に難しく、劇的な試合だった。感情を揺さぶられた」。7回に1点差を追い付き、なお2死一、三塁。乱戦にケリをつけ興奮を隠せなかった。

 伏線は7回表。2死三塁で、捕手マーティンが投手に返球しようとした球が打席の秋信守のバットに当たり、球が転がる間に走者が生還。思わぬ形で勝ち越され、得点を認めた審判員に不満を示したファンから缶ビールなどが投げ込まれ、試合が進まない異常事態に。再開まで18分を要した。

 その裏に相手の3連続失策で好機をつくり、うっぷんを晴らす主砲の一振り。派手なアクションがその後2度の乱闘騒動を呼び、出場登録外ながらベンチ入りしていたバーリーが退席処分を受けるおまけも。劇的な逆転で22年ぶりリーグ優勝へ結束はさらに高まった。 (石井孝尚通信員)

 ▼レンジャーズ・アンドルス遊撃手(7回に2失策で逆転のきっかけをつくり)言い訳はしない。これまでの野球人生で一番つらい。チームやファンをがっかりさせてしまった。

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2015年10月16日のニュース