原監督、坂本の激走本塁突入に感服「気合というか、魂というかね」

[ 2015年10月12日 17:54 ]

<巨・神>6回1死一、三塁、阪神・岩田の暴投の間に巨人三走・坂本が生還、ナインに迎えられる
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セ・リーグCSファーストステージ第3戦 巨人3―1阪神

(10月12日 東京D)
 CSファーストステージ突破を決めた巨人の原監督は「1勝1敗という緊張感の中で勝利することができたということに対してはホッとしている」とまずは第一声。続いて7回途中1失点と好投した先発ポレダについて触れ「安定感があった。球数も非常に少なかったし、先発投手として素晴らしい投球をしてくれた」と称えた。

 ポレダは7回、先頭の福留にソロアーチを浴びて降板。だが、「福留を抑えても代えようという選択肢もあった」という。「あの本塁打で逆によし!という形でマシソンを投入した」と原監督。そのマシソンは7、8回の2イニングで1人の走者も出さないパーフェクトリリーフを見せ、大きく勝利へと前進させた。

 初回の先制犠飛に続き、6回にはタイムリーと2打点を叩き出した阿部については「(タイムリーは)そりゃあ大きいし、見事に技術とプラス気持ちというかね。先制の時も追い込まれながらスライダーを犠飛を打ったのも見事」と話し、続いて「立岡の見事なスリーベースも皆がどこかに不安がありながら最初は勝負に挑むと思うが、勇気を出させた打撃だった」と初回、いきなり右中間を破る三塁打を放って先制の口火を切った立岡の打席を絶賛。

 6回、阿部のタイムリーで1点を加えた後に相手投手の暴投で頭から本塁に突っ込んで1点をもぎ取った三走・坂本の走塁についても「気合というか、魂というかね。そういうものってのは大事だっていうのを感じる」と振り返った。

 14日からは敵地・神宮に乗り込んでCSファイナルステージが始まる。「あさってから試合ができる。思い切っていきたいと思います」と語気を強めた。 

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