バレ　フェニックスＬで復調アーチ含む３安打３打点、ＣＳに光明

　１４日から始まるＣＳファイナルＳに向けて宮崎県内で調整中のヤクルトは１１日、フェニックスリーグ韓国斗山戦（西都）を行った。

　６―０の７回無死、先頭のバレンティンの第４打席は左翼場外へのソロ。左太もも手術から復帰したものの５カ月のブランクに悩む主砲に、うれしい一発が飛び出した。

　８―１の８回１死一、二塁で迎えた第５打席は中堅フェンス直撃の適時二塁打を放ち、代走を送られ退いた。第１打席は左翼線への適時二塁打を放っており、この日５打数３安打３打点。ＣＳへ、打線の鍵を握るバレンティンが復調気配を見せて宮崎での調整を終えた。

　この試合のＭＶＰに選ばれたバレンティンは「最終日に満足する打席でＣＳに向けていい自信になったし、行けるという手応えをつかめた。いい形で終わることができた」と話した。試合はヤクルトが１３―１で勝った。