バレ PL試合後に志願特打「試合で打てるかは別問題」

[ 2015年10月11日 05:30 ]

阪神戦後に特打で汗を流したヤクルト・バレンティン

フェニックス・リーグ ヤクルト1―1阪神

(10月10日)
 悩める主砲が不振脱出へ、志願の特打を行った。14日から始まるCSファイナルSに向け、宮崎県内で調整中のヤクルトは、フェニックス・リーグの阪神戦にバレンティンが「6番・DH」で先発出場したが、4打数無安打。得点圏に3度走者を置いて打席に立ったが、快音は響かなかった。

 「しっくりくるスイングがなかった」と試合後は特打を志願。「マシソン」「山口」「2死二塁」などと実戦を想定しながら計118スイングで24本の柵越えを放った。バックスクリーンを越える推定140メートル弾も2発披露した主砲だが「自分なりに満足したが、試合で打てるかは別問題」と危機感を募らせた。

 左太腿の手術から9月18日に復帰したが、約5カ月のブランクを埋められず打撃不振に苦しむ。試合前練習中にタイミングの取り方を直接アドバイスした真中監督は「状態はもう少しだが、このままいくしかない。やってくれると思います」と祈るように話した。11日はCS前最後の実戦で、守備にも就く予定。打線の鍵を握るバレンティンは「あと1試合で自分の納得できるスイングがしたい」と決意を込めた。 (町田 利衣)

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2015年10月11日のニュース