3位ロッテ 天敵・大谷撃ちで“下克上”CS先勝 11安打9点

[ 2015年10月10日 21:28 ]

<日・ロ>2回1死満塁、今江は走者一掃の左中間適時二塁打を放つ。投手・大谷

パ・リーグCSファーストステージ第1戦 ロッテ9―3日本ハム

(10月10日 札幌D)
 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3回戦制)の第1戦が10日、札幌ドームで行われ、レギュラーシーズン3位のロッテが投手3冠に輝いた大谷を攻略し、9―3で2位の日本ハムに先勝した。

 天敵をあっさりと攻略した。1点を追う2回、1死から連打と四球で満塁とすると、8番・今江が左中間を破る走者一掃の二塁打で逆転。3回にも2死から福浦、クルーズ、鈴木の3連続二塁打で2点を奪い、大谷を3回途中5失点KOした。大谷には今季レギュラーシーズンで2勝1敗、防御率1.13と苦戦。2度の完封負けを許し、24イニングで3点しか奪えなかった相手に大一番で一矢を報いた。

 先発の石川は3回に2点目を失い、なおも1死一、二塁のピンチを招いたものの、二塁手のクルーズが近藤のセンターに抜けそうな打球を好捕すると、二塁にグラブトスで併殺を完成させ、ピンチをしのだ。味方の好守にも助けられ、5回を6安打2失点で勝利投手に。6回以降は4投手の継投でリードを守り切った。

 シーズン最後の9試合を8勝1敗で乗り切った勢いそのままに11安打9得点で快勝のロッテ。10年に3位から日本一に輝いた下克上の再現を予感させる勝利となった。

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