ロッテ下克上へ、挑発ポスター「タカ狩りの前に…ハム食べてこう」

[ 2015年10月10日 10:30 ]

クライマックスシリーズ用にロッテが制作した挑発ポスター

パCSファーストステージ第1戦 ロッテ―日本ハム

(10月10日 札幌D)
 ロッテがCSでも「挑発作戦」に打って出た。交流戦の名物企画として人気を集めている「挑発ポスター」のCSバージョン4種類が完成した。前回作製した10年は「史上最大の下克上」で日本一に輝いており、縁起物が5年ぶりの「下克上」を後押しする。

 「ファーストステージ?はい、通過点です」

 「タカ狩りの前に、札幌へ寄ってハム食べてこう」

 過激な文言が、チームの勢いを物語っている。ポスターだけではない。選手たちもノリノリで日本ハムを刺激する。左手薬指と小指の骨折が完治し、札幌ドームでの前日練習から合流した角中は涼しい顔で言った。「僕らは大きく離された3位。相手の方がプレッシャーがかかっているはず。開き直ってやれる自分たちの方が有利」。失う物がないからこそ、相手に恐怖心を与える。

 日本ハムといえばリーグトップの盗塁数(134)を誇るが、3年目の捕手・田村も負けていない。盗塁阻止率は12球団トップの・429で「むしろ走ってくれた方がラッキー。アウトにできるから。レギュラーシーズンもかき回された感覚がないし、普段通りにやれば誰でも刺せる」と言い切った。

 伊東監督も短期決戦ならではの作戦を頭で練り上げている。「早めに仕掛けていく。内容は企業秘密なので言えないけど」と不敵に笑った。ポストシーズンのファーストSの突破率100%を誇る「秋ロッテ」の強さを初戦から見せつける。(重光 晋太郎)

 ▼ロッテ・山室晋也球団社長 盛り上げ企画の一環で(挑発ポスターをQVCマリン内などに)掲示させていただく。マリーンズといえば挑発ポスター。ファイナルSに進出した場合は、よりあおる内容になるかもしれない。

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