Bジェイズ不安残す黒星スタート ドナルドソン&バティスタ負傷退場

[ 2015年10月10日 05:30 ]

<ブルージェイズ・レンジャーズ>4回、併殺を阻止しようと滑り込んだ際に二塁手の膝が頭部を直撃したドナルドソン(AP)

ア・リーグ地区シリーズ第1戦 ブルージェイズ3-5レンジャーズ

(10月8日 トロント)
 ア・リーグは8日(日本時間9日)、地区シリーズが開幕。川崎宗則内野手(34)が所属するブルージェイズは、今季リーグMVP候補のジョシュ・ドナルドソン内野手(29)、ホセ・バティスタ外野手(34)の中軸2人が負傷退場するアクシデントもあり、レンジャーズに3―5で敗れた。ワイルドカードから勝ち上がったアストロズは、ロイヤルズに5―2で先勝した。

 22年ぶりにポストシーズン進出を果たしたブルージェイズが、今後に不安を残す黒星スタートとなった。今季41発のドナルドソンは4回に併殺を阻止しようと二塁に滑り込んだ際に相手二塁手の膝が頭部を直撃し、5回に交代。今季40発のバティスタも6回に一時は1点差に迫るソロを放ちながら、右太腿裏けいれんで9回に退いた。ドナルドソンは試合後の脳振とう検査では異常はなく、第2戦もスタメンに名を連ねたが、打撃への影響が心配される。

 リーグトップの防御率2.45のエース左腕プライスは7回5失点の乱調。これでポストシーズン通算6敗目(1勝)と大一番での勝負弱さを露呈し「もっといい結果を期待していた」と肩を落とした。出場登録枠から外れた川崎はベンチでムードメーカーに徹したが、両主砲が万全でなければ、戦力ダウンは避けられない。(石井孝尚通信員)

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2015年10月10日のニュース