貧打の責任取り…広島・新井打撃コーチが辞任へ 近日中発表

[ 2015年10月8日 06:12 ]

広島の新井打撃コーチ

 広島・新井宏昌打撃コーチ(63)が今季限りでの辞任を球団に申し入れていたことが7日、分かった。球団は当初は慰留に努めてきたが、最終的に申し入れを了承した模様。近日中に発表される。

 同コーチはオリックス、ソフトバンク打撃コーチ、オリックス2軍監督などを経て、2013年から打撃コーチに就任。広島にとっては01年から03年まで1軍チーフ兼打撃コーチを務めた松原誠氏以来のOB以外の外部招へいだった。イチロー(現ヤンキース)、川崎(現ブルージェイズ)らを育てた実績と経験に基づいた柔軟な指導で丸、菊池、松山ら若手の才能を次々と引き出し、前年まで15年連続Bクラスの要因だった打撃力を改善。13年から2年連続CS進出に貢献した。

 今季、打線は8月中旬から9月にかけ、球団ワーストを更新する25試合連続1桁安打を記録。勝負どころでの失速の責任を取る形で球団に辞任を申し入れた形だ。「一番に声をかけてくれた球団には恩がある」とし、チーム強化に尽力してきた名伯楽が広島のユニホームを脱ぐ。

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2015年10月8日のニュース