原監督「日本一」へ逆襲予告!最終戦あいさつで坂本にムチャぶりも

[ 2015年10月5日 05:30 ]

<巨・ヤ>最終戦セレモニーであいさつした坂本(右)とグータッチする原監督

セ・リーグ 巨人10―2ヤクルト

(10月4日 東京D)
 試合後のセレモニー。巨人・原監督はヤクルトファンも多数詰め掛けた4万6332人の観衆を前に、声を張り上げた。「4連覇を目指し全力で死力を尽くして戦いました。しかし、2位という結果でした。ヤクルトファンの方々、おめでとうございます」。優勝チームへ敬意を表したのち、すぐに逆襲を予告した。

 「勝負はここからです。ファンの皆さまとともに、大きな目標、日本一に向かっていきましょう!」

 最終戦で今季主催試合の観客動員は3年連続の300万人を突破した。優勝を奪われたヤクルト相手に、8月19日阪神戦(東京ドーム)以来、31試合ぶりの2桁得点。4年連続となる同カード勝ち越しを決め「言うことありません。打線はいいつながりでした」と快勝締めを喜んだ。

 自身のあいさつを終えると、指揮官は切り出した。「最後に選手を代表して、坂本勇人からあいさつがあります」。シーズン終了あいさつで、選手を指名するのは異例。試合直後に命じられたという主将は照れながらマイクの前に立ち「まだ日本一という切符は残っています。東京ドームで日本一になれるよう、CSを全力で戦っていきます!」と約束した。リーグワーストのチーム打率・243に低迷した打線でチームトップの・269、68打点と奮闘した坂本へ、さらなる期待を込めての指名だった。

 原監督は今季限りで2年契約が満了。渡辺恒雄球団最高顧問、白石オーナーへのシーズン終了報告は、5日にも行われる予定。去就も注目されているが、今は日本一への戦いに集中する。「(休養日を挟み)あさってから戦う準備ができるのは、材料としてはいいと思います」と闘志を燃やした。(大林 幹雄)

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