高橋尚成、笑顔のフィナーレ「これからも野球とともに生きていく」

[ 2015年10月2日 21:45 ]

<D・巨>引退セレモニーで胴上げされる高橋

セ・リーグ DeNA1―4巨人

(10月2日 横浜)
 今季限りで現役を引退するDeNAの高橋尚成投手(40)が2日、横浜スタジアムで行われた古巣・巨人戦で現役ラスト登板を終え、試合後に2年間をともに過ごしたDeNA選手たちの手で3度宙に舞った。

 この日出場選手登録されて即先発登板。当初の予定通り、打者1人に2球を投げただけで降板した高橋尚は降板時も試合終了後も笑顔だった。だが、日米通算16年間を振り返るVTRが電光掲示板に流れると、さすがにこらえ切れず、涙ぐんだ。それでもマイクを通じての挨拶では涙なし。「野球というスポーツは私にとってかけがえのないものです。これからも野球とともに生きていくつもりです。本当に16年間ありがとうございました」と明るい性格で知られた選手らしく笑顔のまま挨拶をしめくくり、2人の子どもから花束を受け取った。

 そして、マウンド付近でDeNAのチームメートたちによって3度胴上げ。1度DeNAベンチに戻って握手した後で三塁側の古巣・巨人ベンチへと足を運び、ともにプレーした阿部や高橋由らと熱い抱擁を交わすシーンも見られた。

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