西武・秋山 5安打固め打ちで快挙達成!「自分が一番びっくり」

[ 2015年9月30日 23:09 ]

<オ・西>インタビューに答える西武の秋山

パ・リーグ 西武16―5オリックス

(9月30日 京セラD)
 西武の秋山が30日のオリックス戦(京セラD)で5安打し、シーズン最多タイの214安打を達成した。

 京セラドームで秋山のバットから5回の快音が響き渡った。この試合前までシーズン209安打としていた秋山は初回の第1打席、左翼線への二塁打を放ち、シーズン210安打のパ・リーグ記録に肩を並べると、続く2回の第2打席でも右中間三塁打を記録してリーグ新記録とした。

 6回の第4打席にも左翼線への二塁打が飛び出すと、その後も勢いは止まらず、7回の第5打席では左前打で歴代最多安打のシーズン214本にリーチをかけた。

 迎えた8回の第6打席、オリックスの5番手・小松が投じた5球目のストレートを振り切ると、打球は右翼線に落ちる二塁打となり、10年に阪神のマートンが打ち立てた金字塔に到達した。

 「こんなに(ヒットが)出るとは思わなかった。自分が一番びっくりしている」。試合後にマイクを向けられた秋山は開口一番そう語り、笑顔を見せると「1番打者として塁に出ることが自分の役割。それが全打席できたので、よい仕事ができた」と安打ばかりでなく、選んだ2つの四球に目を向けることを忘れなかった。

 1試合5安打は今季初、そして1試合3安打以上は今季27回とこちらも10年にロッテの西岡(現阪神)がマークした歴代1位に並んだ。「きょうは勝つことだけしか考えていなかったので、(記録のことは)忘れていた」。CS争いの続く中、あくまでチーム第一。残りの1試合も同様の姿勢で歴史に名を刻めたら、それが秋山にとって本望だろう。

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