王会長 松中決断を評価「あくなきチャレンジへの思いは頭が下がる」

[ 2015年9月30日 09:19 ]

退団会見を行い、悔しそうな表情で席を立つ松中

 ソフトバンクの松中信彦内野手(41)が29日、ヤフオクドームで記者会見し、今季限りで退団し、現役を続行する意向を表明した。シーズン終了後に自由契約となり、移籍先を探すことになる。2004年に3冠王に輝いたが、今季はシーズン終盤まで2軍暮らしが続いていた。

 28日に松中と電話で話した王貞治球団会長は「あくなきチャレンジへの思いは同じバッターとして、頭が下がる。僕は周りから“まだやれる”という中でやめる決断をした。彼は私とは正反対。松中らしい、いい決断だったと思います」と評価した。今後は「彼の意に沿うようにバックアップしたい」と全面支援を約束した。

 ▼ソフトバンク工藤監督 ぼくもいろいろな球団を経験した人間。この先、指導者になっても、そういう経験は生きてくる。入団した時から内角を打つのがうまく、努力したことがプレーに結びつく選手だった。ドームでの最終戦(10月1日の楽天戦)は彼にとっても大事な最後の日。極力、出場できる機会を多くしたいと思っている。

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