真中監督、M点灯へ守護神バーネット8回途中投入「迷わずいきました」

[ 2015年9月27日 18:34 ]

<巨・ヤ>巨人に勝利し派手なガッツポーズを見せるヤクルト・バーネット

セ・リーグ ヤクルト2―1巨人

(9月27日 東京D)
 14年ぶりの優勝へ待望のマジック3が点灯したヤクルトの真中監督は「後半は守り一本だったんで、本当にしんどい試合でしたけど、本当に皆が守ってくれました」と選手に感謝した。

 35歳のベテランながら今季2度目の中4日で先発した左腕・石川が5回1失点と好投し、5回には自ら決勝打。「5回までしっかりゲームを作れた。中4日で少しボールも浮いてきたので早めの交代になりましたけど、本当に役割をしっかり果たしてくれた」と石川を“お役御免”で交代させた後は秋吉、ロマン、久古、オンドルセクとつなぎ、1点差で迎えた8回1死一、二塁のピンチには6番手として守護神・バーネットを早くも投入。「間が空いていたので、バーネットは8回途中でもいける準備はしてもらっていた。迷わずいきました」と執念の采配でマジック点灯をもぎ取った。

 敵地・東京ドームにあっても、左翼スタンドに陣取ったヤクルトファンが声をからして大声援を送り、「数では完全に負けてますけど、声援はベンチに響くほど聞こえていたので励みになった」という真中監督。これからはマジックを減らす戦いが始まるが、「本当に大事な試合を取れたが、ここでホッとしているわけにはいかない。またあしたから気持ちを入れ直して1つ1つ戦っていきたい」と語気を強めた。

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