35歳左腕・石川、自らの“初優勝”へ「きょうの1戦は大きい」

[ 2015年9月27日 17:55 ]

<巨・ヤ>巨人に勝利しファンの声援に応えるヤクルト・石川

セ・リーグ ヤクルト2―1巨人

(9月27日 東京D)
 プロ14年目、35歳のベテラン左腕・石川が投打に活躍。ヤクルトに待望の優勝マジック「3」を点灯させた。

 投げては5回で74球を投げ、3安打2四球1失点と好投すれば、打っても0―0で迎えた5回1死二、三塁で右前へ先制&決勝のタイムリー。「うれしいです。それだけです、ハイ」と童顔に笑みを浮かべた。

 ブルペンではあまり調子が良くなかったそうで、「より一層低めというか、腕を振っていこうと心がけた。何とか最少失点の1点で抑えることができました」という石川。1点リードで迎えた9回裏の守りでは、8回から登板した6番手の守護神・バーネットが1死一、二塁のピンチを招いたが、「うちの勝ちパターンですし、信頼あるピッチャーですから大丈夫だろうと思って見ていました」と振り返った。

 自ら放った決勝打については「ダメ元で来た球をしっかりミートすることを心がけた。たまたまですよ。気持ちでバットに当たってくれたかな」とし、「(優勝への)気持ちが打たせてくれたと思います」と胸を張った。

 2001年以来14年ぶりの優勝へ向け、マジック3が点灯したヤクルトだが、石川は翌02年に入団したため、優勝は初となる。「1戦1戦戦っていくだけですけど、本当にきょうの1戦は大きいと思います。優勝へ向かってチーム一丸となって頑張っていきたい」。自身の“初優勝”まで、あとわずかだ。

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