呉昇桓41セーブ!クルーンに並ぶ外国人最多も「記録は気にせず」

[ 2015年9月26日 08:45 ]

<広・神>外国人投手最多記録に並ぶ41セーブに到達した呉昇桓

セ・リーグ 阪神3-0広島

(9月25日 マツダ)
 外国人最多タイ記録で試合を締めくくった。3点リードの9回に、阪神の守護神・呉昇桓が登板。実に15日の中日戦(甲子園)以来、8試合ぶりとなる41セーブ目を挙げた。

 「リラックスした感じではなかったが…。いつも通りです」

 あっさりと、広島の反撃を封じた。先頭の新井をカットボールで左飛、堂林を内角高め直球で二飛に仕留め、たやすく2死を奪った。続く田中に右前打を許したが、最後は会沢をカットボールで遊ゴロに料理。能見、福原から受け継いだ「完封リレー」を、落ち着き払った投球で完成させた。

 「記録は気にせず、これまで通り頑張ります」

 この日のセーブで、08年にクルーン(巨人)がマークした外国人投手最多記録に並ぶ41セーブに到達。とはいえ笑顔はない。韓国サムスン時代には2度、アジア記録のシーズン47セーブを挙げた鉄腕。このくらいの成績は、当たり前と言わんばかりだ。一昨年オフ、23日に急逝した中村GMから熱烈な誘いを受け、優勝請負人としてタテジマに袖を通した。2年契約の最終年。最後まで「らしく」投げ切ることこそが、最高の恩返しだ。(惟任 貴信)

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2015年9月26日のニュース