阪神・和田監督、3位転落で進退微妙…残り9戦、逆転V厳しく

[ 2015年9月23日 07:05 ]

<巨・神>巨人に敗れ、肩を落として球場をあとにする和田監督

セ・リーグ 阪神0―3巨人

(9月22日 東京D)
 阪神・和田豊監督(53)が今季限りで退任する可能性が高まった。巨人に敗れ、8月4日以来の3位に転落。和田監督は「このままでいいとは思っていない。へこたれんと前を向いていくしかない」と自らに言い聞かせるように話したが、首位・ヤクルトに3ゲーム差に広げられた。残り9試合での逆転優勝は厳しくなってきた。

 3年契約の最終年となった昨季も3連覇した巨人に大きく離され、去就が取り沙汰された。それでも2位に食い込み、CSファイナルステージでは巨人に4連勝して9年ぶりに日本シリーズに進出。和田監督はオフに単年で契約を更新した。就任4年目の今季は混戦の首位争いの中で、今月9日まで単独首位に立っていた。ところが、翌10日から2勝7敗1分けと失速し、順位を下げた。

 来季続投の目安は2位以上。球団首脳は「首位と離されて2位も危ういとなれば、話し合う必要が出てくるだろう」と語っており、進退問題に発展するのは必至だ。このまま昨季を下回る3位で終えれば、来季の続投は極めて厳しい状況だ。

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