巨人マイコラス セ新外国人新記録9連勝 バットでも2点打

[ 2015年9月19日 07:40 ]

<ヤ・巨>6回、マイコラスが2点適時打を放つ

セ・リーグ 巨人6-3ヤクルト

(9月18日 神宮)
 クラブハウスへ引き揚げる通路。6回3失点の力投で11勝目を挙げた巨人・マイコラスは、決勝打を放った立岡に「ナイスバッティング!」と声をかけ、笑顔でハイタッチを交わした。ローレン夫人が見守る中、セ・リーグの新外国人では新記録となる9連勝を飾り「調子は最善ではなかったが、持ってる力の最低限は出せた」と胸を張った。

 直球とスライダーを軸に、落差のあるカーブを織り交ぜて燕打線を翻弄(ほんろう)。バレンティンには2ランを含む2安打を食らったが、先発の役目を果たした。打っては3―1の6回2死満塁から2点左前打し「打席が回ってくることを願っていたよ」。原監督も「非常に大きかった。ナイスバッティングでした」と称えた。

 投打にわたる活躍で対ヤクルト戦を3戦3勝とした“ツバメキラー”は「CSでも対戦するチームだと思うし、良い成績を残せてうれしい」と頬を緩めた。 (青木 貴紀)

 ≪ブロス超えた≫マイコラス(巨)が6月20日の中日戦から9連勝。外国人投手の9連勝以上は、64年スタンカ(南海)の11連勝を筆頭に8人目(10度目)。巨人では09年ゴンザレスに並ぶ助っ人の最多連勝になった。また、来日1年目の外国人では、10年ケッペル(日)、今季バンデンハーク(ソ)の9連勝に並ぶ最多で、95年ブロス(ヤ)の8連勝を抜くセ新外国人の最多連勝記録を達成した。

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