青木 今季絶望も…指揮官「今季はもうプレーできない可能性もある」

[ 2015年9月13日 05:30 ]

8月9日のカブス戦で頭部に死球を受けたジャイアンツ・青木(AP)

 頭部死球による脳振とうの後遺症を訴えているジャイアンツの青木宣親外野手(33)が11日(日本時間12日)、今季中の復帰を見送る可能性が高まった。既にスクワットなどのトレーニングを行っているが、打撃練習やキャッチボールの再開の見通しは立っておらず、ブルース・ボウチー監督は「(今季終了までに)戻ってくることを願っているが、今季はもうプレーできない可能性もある」と話した。

 9日にピッツバーグで脳振とうの世界的権威であるマイケル・コリンズ医師の診察を受けた青木は症状について「だいぶ良くなっている」と説明。残り21試合となった今季中の復帰についても「もちろん(復帰したい)」と意欲を示しつつも、脳振とうの再発は選手生命に影響を及ぼす危険性もあるだけに「しっかり治すのが先」と慎重だった。復帰の判断は数週間後の検査後で、最短で復帰しても9月下旬。チームのプレーオフ進出は絶望的な状況で、このまま残りシーズンを休養に充てることになりそうだ。 (サンフランシスコ・石井孝尚通信員)

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2015年9月13日のニュース