黒田が虎狩り9勝!力投8回2安打0封、試合ないヤクルト単独首位に

[ 2015年9月11日 21:02 ]

<神・広>力投する広島・黒田
Photo By スポニチ

セ・リーグ 広島3―0阪神

(9月11日 甲子園)
 40歳のベテラン右腕が円熟の投球で猛虎打線を手玉にとった。広島の黒田博樹投手が11日、甲子園球場で行われた阪神戦に先発し、8回を2安打無失点で9勝目(6敗)をマークした。この日、試合のなかったヤクルトが並んでいた阪神に0・5ゲーム差を付けて単独首位に浮上。4位・広島も3連勝(1分け挟む)で首位に4ゲーム差とし、逆転優勝へラストスパートに入った。

 黒田が本領を発揮した。抜群のコントロールでツーシームやスライダーをコーナーに決め、凡打の山を築く。3回2死で鳥谷に中前打を許してからは1四球のみで打者16人を完璧に抑えた。結局、8三振を奪い三塁を踏ませない快投だった。

 これで阪神戦は自身3連勝。9勝は97年の大野豊(当時42歳)に並ぶ40代チーム最多勝利となった。佳境を迎えた戦いで、右腕の存在は頼もしいばかりだ。

続きを表示

この記事のフォト

2015年9月11日のニュース