広島・福井 10勝目逃す「悔やんでもキリがない」

[ 2015年9月4日 05:30 ]

<神・広>6回1死、福留(右)に右越えソロを打たれた福井

セ・リーグ 広島1-5阪神

(9月3日 甲子園)
 粘り切ることはできなかった。大事なマウンドを任された先発・福井が7回途中8安打5失点で降板。10勝目を逃し「粘っていても、打たれたら意味がない」と肩を落とした。

 初回に先制を許したが、丁寧な投球に終始し、味方の援護を待った。5回までは持ち味の安定感を示し、わずか1失点。だが同点の6回、福留に勝ち越しソロを許すと7回2死満塁、マートンに走者一掃の適時二塁打を浴びて降板した。「もう少し(球が)低めに行っていれば…」と失投を悔やんだ。

 福井は10勝について「意識しています。その中で勝たないといけない」とした。チームと個人、両方の成績を追い求める男は「悔やんでもキリがないので、切り替えたい」と視線を前に向けた。次回登板でまずは個人の目標を達成する。

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2015年9月4日のニュース