Rソックス本拠地も対象 ボストン市が競技施設での噛みタバコ禁止に

[ 2015年9月3日 16:14 ]

レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パーク (AP)

 ボストン市議会は2日、レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークを含めた市内すべての競技施設において、噛みタバコの使用を禁止する法案を可決した。法令は来年4月から施行され、違反者には250ドル(約3万円)の罰金が科される。

 噛みタバコの使用はマイナーリーグでは93年から完全に禁止され、メジャーリーグでも11年に結ばれた労使協定により、現在では選手、監督、コーチはインタビュー中での噛みタバコ使用は不可となっており、ファンが球場にいるときは、ユニホームのポケットなどに噛みタバコを入れて携帯することすらできないことになっている。

 今回の決定により、完全に噛みタバコが競技施設から締め出されることになるが、同様の法令はサンフランシスコ市ですでに可決されており、ボストン市が2例目。これが全米に波及するか注目されるところだが、タバコから子どもを守る活動を行っている団体は「法令が意味することは明らか。つまり、国民的娯楽である野球は死や中毒をもたらすものではなく、健康で活動的な生活を促すものでなければいけないということだ」と当然のように歓迎していた。

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2015年9月3日のニュース